前回13日に能登入り後、19日にまた珠洲市に入り、様子を聞いて回り、21日には、北川さんが定期のルートで珠洲を回ってくれました。

瓦礫が一向に片付かずに残って、ホコリや花粉や砂が舞う街で、徐々に気温が上がる日が増えています。

これだけ気温が上がって来たら、出来るだけ洗いたくなると思います。

なんとか湧き水などで洗っているという人が多かったりするし、相変わらず遠くまで洗濯に行っている人もいるはずです。その状況を我慢するか、受け入れている状況・・・

洗い替えだってそんなに枚数ないし、そういう状況を見ると、やっぱり週2回は支援に回って洗える環境を少しでも作ってあげたいと思いました。

利用するしないは別として、洗える環境を用意しておくことは衣類の衛生を司る僕らとして大事なことだと思う。

なので、この4/26日から、あみだ湯さんの集荷を週2回にすることにし、七尾市のアサヒランドリーさんと、良川屋クリーニングさんで洗ってもらうことに。

気温が上がる日が増えて、暑くもなって来たので、汗をかくだろうし、できるだけ洗いやすくして生活が少しでも楽になれば・・・

そのあと、珠洲で再開したと聞いた個人のクリーニング屋さんに寄ってきました。

70代のご主人がやられている個人のお店。地下水を使い、ようやく再開されるそう。

ご挨拶して、ボランティアで支援に回っていますという話をさせて頂きました。

そのあと、能登町の個人のクリーニング屋さんにも寄ってみました。

お話を聞くと、石川県の洗濯支援の仕事を受けていて、その他にも役場などの仕事もあったり、キャパいっぱいいっぱいで、奥さんと二人で疲れている感じでした。県の洗濯支援は個別のお店ごとに支援を任されていますが、個人のお店では限界がどうしても近くなってしまう・・・

石川県の洗濯支援は、DSATとは全然別個の支援なので、現状こちらでも、どうすることも出来ない・・・


営業を再開するクリーニング屋さんがあっても、再開すればすべてすぐに元通りオッケーというわけでもないのと、県の洗濯支援の方も、個々では限界があり、出来ることと出来ないこともあるということを考えると、

営業再開するクリーニング店

公的な洗濯支援

DSAT

それぞれ補完し合える形を作らないと、地域の衣生活は崩壊したまま。

崩壊していれば、やっぱり困る方が増えてしまう。

衣類や洗濯・クリーニングの問題は、困っていても受け入れてしまったり、諦めてしまう人が多いので、大きな声として上がってくるわけではなく、見えにくい問題なのが、また厄介です。

ただ、逆に言えば、これらがきちんと補完しあえれば衣生活の復興は加速していくのではないかと思います。