この日、午前中に輪島で先日から始めている、貸し出しタオルの取り組みを北國新聞さんにご取材頂く予定が入っていて、その後、町野町、珠洲市と回る予定に。

逆算すると、須坂の近藤さんのところへ午前3時にお迎えに行かないとダメだなとなり、いつもより2時間ほど繰り上げて出発。各地を回ってきました。

自分の仕事をしながら支援活動をしているということと、あとは経費節減のため、基本的にほとんど泊まらず(泊まると逆に時間がなくなり大変になる・笑)、1日フルに能登を走り回って帰ってくるスタイルで10ヶ月ほど活動をしています。

町野町の緊急の洗濯支援がひと段落ついて、この日は貸し出しタオルの確認をしながら、他の場所もまわり、状況を聞いて回りました。

地震後の水害で、ある意味またゼロから支援を考えないといけなくなり、余計に現地で話を聞いていくしかない感じです。

何度か書いていますが、災害洗濯支援って前例がないので、「そんな支援があるとは知らなかった」とか、「その支援が必要という発想にならなかった」とか言われるんです。だから、基本的に要請とか要望って来ません。

だから、要望がないから行かなくていいってことにはならなくて(聞いてみると、やっぱり必要だったということも多いから)、状況が変わるごとに、足で稼ぐというかこちらから飛び込み営業みたいなことを地道にコツコツとして、「洗濯で困ってませんか?」「洗わせてください!」とか言いながら、実際に現地の方と話をして支援先を探すことを繰り返していきます。

日々変わっていく状況とニーズに合わせて、支援の形に頭を悩ませながら、10月も支援を続けています。

【募金のお願い】

被災地域の住民の皆さんと被災地域の衣生活を支える現地クリーニング店さんへ、皆様からのご支援をお願い致します。

●支援金受入口座

八十二銀行 伊那支店 普通 1014569

DSAT災害洗濯支援チーム(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)

DSAT災害洗濯支援チームは令和6年1月に発生した能登半島地震をきっかけに立ち上がった、災害洗濯支援チームです。

全国各地の国家資格であるクリーニング師の有志が、被災地域のクリーニング店と連携し活動することによる地元の復興支援、そして、被災された方々が清潔で気持ちのよい衣類を「当たり前に着られる」衣生活を支援するという、これまでになかった災害支援を行っています。

DSAT は公的な支援がなく、全国の皆さまから、被災地域の皆さまへの支援のお気持ちを「募金」という形で送って頂くことで、状況に応じた柔軟な支援活動を展開しています。

皆さまからの支援が集まれば、それだけ被災地域の衣生活を支える手助けをすることができ、少しでも復興への歩みを応援することができます。

皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。