朝一番で珠洲市の飯田高校へ。今年も卒業生への制服クリーニング支援を行いました。

昨年のこの時期は、珠洲市のクリーニング店がどこも稼働できず、七尾の大森さんが飯田高校まで制服を取りに行ってくれて、金沢の平木さんがクリーニングを引き受けてくださいました。

今年は、地元・珠洲市の堂端クリーニング店の堂端さんがクリーニングを担当してくださいました。昨年の状況と比べ、地元のクリーニング店が再開し、支援に加わってくれたことは、地域の復興を実感できる出来事の一つです。

また、クリーニングを地元のクリーニング店に依頼し、その費用を皆さんからの支援金でお支払いすることで、卒業生だけでなく、地元のクリーニング店の支援にもつながります。

この取り組みについて、地元の北國新聞さんの取材を受け、翌日の紙面に掲載していただきました。



その後、輪島市町野町へ久しぶりに伺い、町野スポーツクラブさん、もとやスーパーさんでお話をお聞きし、現在の状況を確認しました。

仮設住宅では、狭くて洗濯物を干す場所がなかったり、やはり気温や天候の影響で洗濯物が乾かず苦労されている方が多いとのこと。何か支援できることはないか、今後検討していくことになりました。



最後に、七尾の宮本水産さんへ伺い、昨年末にお預かりした着物を納品しました。地元・七尾の良川屋クリーニングの山本さんがクリーニングをしてくださった着物を持参して合流してくれました。

納品後、着物を確認していただくと、「あの状態のままでは保管もできず困っていたところ、ボランティアの方の紹介で利用させていただきました。本当に綺麗な状態になり、布がサラサラふわふわで嬉しいです」と喜びの声をいただきました。

地元のクリーニング屋さんにつなぐことができたので、今後の衣生活についても、ぜひ何でもご相談いただけるといいなと思いながら、帰路につきました!


●被災地域の皆さんへ

地震や水害の影響で、衣生活にお困りのことがありましたらDSATまでお気軽にご相談ください。能登のクリーニング店さんと連携をして支援いたします。

被災して諦めかけた着物など大切な衣類の再生も支援しています。

●全国の皆さまへ 募金のお願い

DSAT災害洗濯支援チームは令和6年1月に発生した能登半島地震をきっかけに立ち上がった、災害洗濯支援チームです。

全国各地の国家資格であるクリーニング師の有志が、被災地域のクリーニング店と連携し活動することによる地元の復興支援、そして、被災された方々が清潔で気持ちのよい衣類を「当たり前に着られる」衣生活を支援するという、これまでになかった災害支援を行っています。

DSAT は全国の皆さまから、被災地域の皆さまへの支援のお気持ちを「募金」という形で送って頂くことで、状況に応じた柔軟な支援活動を展開しています。

皆さまからの支援が集まれば、それだけ被災地域の衣生活を支える手助けをすることができ、少しでも復興への歩みを応援することができます。

皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

☆支援金受入口座☆

八十二銀行 伊那支店
普通 1014569
DSAT災害洗濯支援チーム 
(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)