朝、七尾のアサヒランドリーさんに寄ってから、輪島市内、町野町、珠洲市へ。

各地の貸出タオルの確認をしつつ、状況を伺って回る。

町野町に開設されているボランティアセンターに寄って、「タオル設置して回収してるんですけどどうですか?」と聞くと、10トン?のタオルが送られてきてタオルがありすぎて処理に困っていると言われ驚愕する。

これを聞いて、枚数があるからいいですねって話にはならなくて、こういう部分もうちょっとどうにかならないかなと思います。

災害となると、いきなり使い捨てが極まる。

使い捨てせざるを得ない場面や物があるのは分かりますが、あまりにも使い捨て前提すぎるのもどうなのかと。

国からの物資なのか?わかりませんが、10トンものタオルをとりあえず送って、使い捨てるとか、使わずに廃棄するとかは、かなり無駄が多い・・・

その予算を少し他に使えば、なにか壊れたところを少しでも直すとかできるかもしれない。

そして、タオルだって有限。その原料だって有限。

災害対応だって持続可能に、物資の循環を意識して支援できる方向にしておかないと、いけないのではないかと改めて思います。

その後、珠洲に行き、こちらもタオル設置場所の確認をした後、断水で洗濯困難になっている地域を回って、洗濯支援をお知らせ。

やって欲しいけど、行政の許可が・・・という話を複数の箇所でされ、すぐに支援にとならず、もどかしさも。。。洗濯って平時から皆さんその重要性になかなか気づいていないのも、一因となっています。

奥能登の地域は、1月から困難な状況が続き過ぎて、その状況が普通になってしまい、それを受け入れて、その中で生活が回っている。

ですが、それでいいってことではない・・・

だから、どんな支援がいいのか、どこまでの支援をするべきかは、常に頭を使います。

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【募金のお願い】
DSAT災害洗濯支援チームは令和6年1月に発生した能登半島地震をきっかけに立ち上がった、災害洗濯支援チームです。

全国各地の国家資格であるクリーニング師の有志が、被災地域のクリーニング店と連携し活動することによる地元の復興支援、そして、被災された方々が清潔で気持ちのよい衣類を「当たり前に着られる」衣生活を支援するという、これまでになかった災害支援を行っています。

DSAT は公的な支援がなく、全国の皆さまから、被災地域の皆さまへの支援のお気持ちを「募金」という形で送って頂くことで、状況に応じた柔軟な支援活動を展開しています。

皆さまからの支援が集まれば、それだけ被災地域の衣生活を支える手助けをすることができ、少しでも復興への歩みを応援することができます。

皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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DSAT災害洗濯支援チーム
(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)