輪島の方から、片付けしたご自宅から取り出した着物のお問い合わせがありお預かりに。

途中、輪島のはるきクリーニングさんへ寄り様子をお聞きしたあと、着物のお問い合わせの方のところへ。

まだまだ、家の片付けができず着物も取り出したはいいけど、整理もついていないと。車にさまざまな家財道具といっしょに着物も載せておられました。

一緒に行ってくれた近藤さんにアドバイスをしてもらいながらその場で着物を広げ、お預かりするものをみてもらいました。

なかなか時間的も精神的にも、被災後の片付けをすることが出来ないという人もまだ多いようです。

仮設に入れたはいいけど、収納や保管場所がなくて、どうしようかと困っているという声もお聞きまします。

災害時には、災害の形や地域性、時間の経過で様々な課題が出てくるのだなぁと感じますが、こういう保管や収納場所のこととかも、困ってしまう人多いと思います。

つくづく、“暮らし”っていうのは、様々なことが折り重なって営むことができるんだなと感じます。普段は意識しないことも、災害時には、大切さに気づきますね。

着物をお預かりした後は珠洲へ回り、最後は七尾へ。

七尾の良川屋クリーニング山本さんに、着物をお願いできるか聞くとお預かりしてくれるということだったので、近況を伺いつつお願いをしてきました。

出来るだけで地元でキレイにしてもらえればと思うので、今回も輪島でできる方がいればいいのですが、輪島はできる人がいないということで。

地元でできる方がいない場合は出来るだけ近いところから声をかけていきますが、様々なクリーニング屋さんにご協力頂き、お願いできるといいなと思っています。

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