これまでに何度も撤退か?というタイミングはありましたが、8月に入っても、活動を続けております。

今やっているのは、被災地域にいる方と現地のクリーニング屋さんをつなぐこと。

なぜ、これをしているかというと、奥能登にクリーニングの文化を残すためです。

普段着ですら高級素材やおしゃれなものが増え、そもそもクリーニングが向いている服が増えている現代では、その地域の衣生活が成り立つためには、家の洗濯機があっても、コインランドリーがあってもダメで、必ずクリーニング屋さんが必要です。

また、一般の人は気づきにくいですが、地域の仕事で出る洗濯物、病院の白衣とか、工場の作業着とか、ホテルや旅館のシーツとかを洗っているのも、その地域にいるクリーニング屋さんだったりします。

もし、能登の地域の今あるクリーニング屋さんがやめてしまったら、能登の衣生活に支障が出て暮らしにくくなる。

そうならないように、能登の皆さんの暮らしの中に、きちんとクリーニングがあることを確認して撤退したい。

そのために、飛び込み営業ではないですが被災地域にいる方のところを周り、ニーズの掘り起こしと現地クリーニング屋さんへのつなぎをして地域の衣生活が安定的に回るようにしていってます。

その筋道がある程度つけば、能登での支援を終えてもいいのかなと思っています。

この日も各地を回ってクリーニングが利用できますよ〜ということをお知らせしたり、現地で長期のボランティアさんとか、建設や解体作業に入っている皆さんが泊まっている施設に行って洗濯を代行しましょうか〜?とお知らせしたりと現地クリーニング屋さんへつなぐように回ってきました。

今だけでなくて、これからずっと先に暮らす人の事も考えて、残しておかなきゃいけないと思うものは残しておきたい。

この日は、息子も連れて行って、一緒に回ってきました。

4月にスーパー染み抜き職人の小池さんが作ってくれた、僕の青バージョンのDSATティシャツをブカブカだけど着させて・・・(笑)

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【募金のお願い】

DSAT は、公的な支援や、大きな組織の後ろ盾がなく、潤沢な予算がありません。

そのため、全国の皆さまから、被災地域の皆さまへの支援のお気持ちを「募金」という形で送って頂き支援を継続しております。

皆さまからの支援が集まれば、それだけ被災地域の衣生活を支える手助けをすることができ、少しでも復興への歩みを応援することができます。

皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

●支援金受入口座

八十二銀行 伊那支店

普通 1014569

DSAT災害洗濯支援チーム

(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)

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DSAT災害洗濯支援チームは令和6年能登半島地震をきっかけに立ち上がった、国家資格のクリーニング師による災害洗濯支援チームです。衣類の衛生と機能を守ることで、被災地域の暮らしを支えています。