現地クリーニング屋さんが支援活動を展開してくださっているので、6月初の能登入りでした。

七尾市の良川屋クリーニングさん、アサヒランドリーさん、輪島のはるきクリーニングさんに寄って状況を伺ったあと、輪島で被災し倒壊した家の中から取り出した着物のお預かりに。

着物を預かるということで一緒に行ってもらった近藤さんが実際の着物を見てくれたのですが、着物を日常的に預かっていることと、これまでに沢山の被災した着物を預かっていることもあり、被災された持ち主の方とのやり取りや、預かり方、どこまで手をかけたらいいのか??とてもスマートに判断していて、安心してお預かりできました。

これだけ多様に、被災した着物を預かっている人もなかなかいないのでは?と思うと、近藤さんは災害着物支援スーパー職人かもしれない。

お預かりした着物は、能登町のヤナギタクリーナースの柳田さんが一部、お預かりをしてくれて支援してくれることになり、お願いをしてきました。地域のクリーニング屋さんにしてもらえるのであればそれが一番いいですからね。

柳田さんのところで無理な分は持ち帰り、長野と新潟で支援を表明してくれているクリーニング師さん達がいるので手分けしてお願いをしたいと思っています。

輪島市では、パン屋さんの「くまのおうち」さんへも伺いました。
古着を集めて被災した方へ配る活動をされると聞いて、洗うことでご協力できればとお話をしに。

発災が冬。そこから季節は変わりもう夏になる。夏服が足りなくて、困っている人はやはり多いみたいです。

こういう部分も、洗濯クリーニングがお役に立てることは多いはずなので、何か支援できればと・・・

その後は、珠洲市へ。

堂端クリーニングさん、ただがわクリーニングさんに寄って状況をお伺い。沢山の洗濯クリーニング品がコンスタントに出ている模様。

また珠洲では、メルヘン日進堂さんというバームクーヘン屋さんへ寄って状況をお聞きすると、まだ避難所で暮らしているという話をしていて、珠洲に配置されているランドリーカーが撤退していなくなっちゃうという話もお聞きしました。

それから、「ちょうど洗うものを出したいと思ってた!」と言われたので預かって、それは堂端さんに洗ってもらうことに。

あみだ湯さんにも寄って、様子を聞いてきましたが、あみだ湯の人に「めっちゃいい仕組み考えてもらってありがとうございます!」と言われました。

被災地域のみなさんの衣類を、その地域のクリーニング屋さんが洗濯クリーニングしてくれる。
それを全国のみなさんが募金で支援をしてくれる。

被災した現地の住民の方も助かっているし、現地のクリーニング屋さんも助かっている。

↑この仕組みがとてもありがたいということでした。
(この仕組み考えたのはDSATを一緒に立ち上げた東京のクリーニング師の工藤さん)

募金が集まる限りこの支援は継続できます。

これから夏になってより暑くなると衛生の問題は起こりやすくなるので、洗濯・クリーニングはより重要になります。

ぜひ引き続きのご支援を宜しくお願い致します。

【募金(支援金)のお願い】
「令和 6 年能登半島地震」により被災された方を支えるため、災害洗濯支援活動に対する支援金として、引き続き受け付けております。お預かりした支援金は、洗濯支援活動にかかる費用として使用させていただきます。

●支援金受入口座
八十二銀行 伊那支店 
普通 1014569
DSAT災害洗濯支援チーム
(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)
引き続き、皆様のご支援とご協力のほど、宜しくお願い致します。活動のシェアも是非宜しくお願い致します!