DSAT号での初めての能登へ。

朝、七尾で依頼のあった着物をお預かりへ。

七尾市で能登名産の能登かきの養殖業を営んでいる方からのご依頼でした。

着物をお預かりする時に色々とお話を聞くと、豪雨のときに直接的な被害はなかったものの、川から流れてきた大量の水で牡蠣がほとんど死んでしまったと。だから今、牡蠣が全然ないんですというお話をされていました。

七尾市でも、地震の影響や豪雨の影響、まだまだ響いています。

その後、輪島へ。

二手に分かれ、僕は、はるきクリーニングさんへ状況伺いに。

工藤さんと近藤さんは、輪島市内で水害にあった着物と衣類のお預かりに向かう。

スケジュール上は、30分程度の予定が2時間近く帰ってこない・・・

ようやく戻ってきた時に2人から話を聞くと、被災したお家から取り出した着物や衣類がずっとそのままになっていてかなり状態が厳しい状態だったと。

ネットで、濡れた着物はそのままにしておいたほうがいいという情報を見たそうで、泥などで汚れた状態で、たとう紙の中に入ってたたまれたままになっており、カビや色移りなどの状態のものも多数だったと。

洋服や着物を汚れた状態かつ湿った状態で置くとカビが生えるので絶対に避けなくてはいけません。

また、濡れた状態で生地同士がくっついていると、加水分解した染料が滲んできたり、色移りを起こすので、これも絶対に避けなくてはいけません。

プロなら絶対にしないようなアドバイスに首を傾げるとともに、情報発信した時に、それを受け手がどう受け取るか?をよくよく考えないといけないと改めて考えさせられました。

その後、戻ろうとした時に、なんとDSAT号ぬかるみでスタックしたと。それも時間をくってなかなか戻ってこられなかった模様。

予定を押して、続いて珠洲へ。

メインは飯田高校へ。

夏に洗濯機を入れましたが、能登は冬になると洗濯物の乾きにくさの問題が出てくるので、乾燥機を入れられないか?の確認へ。

あと、ドラム式洗濯機は洗ったタオル洗った時にパイルを立たせて乾かしておかないと、どうしても硬くゴワッと仕上がるので、乾燥機があればその解消にもなりますしね。

その後、ただがわクリーニングさん、堂端クリーニングさんでも状況を伺い、再び、七尾へ向かって良川屋クリーニングさんへ着物をお願いしに。

特に、今回は七尾の方の着物もあるので、ぜひ今後も、つながって行ってくださるようにしたい。

そしてこの日、最後は富山の高岡まで能登半島を下っていき、埼玉のクリーニング屋さん高田さんとお会いしました。

高田さんは、DSATが1月に最初の支援に入ったときから埼玉ですぐに募金を呼びかけたりしてくださった方なのですが、3月に突然倒れられ、ひと月ほど意識を失って、回復されました。

今回、高田さんがその体験をもとお話会をされたそうで、その参加費の一部をご寄付としてを直接手渡してくださいました。

高田さんと別れたあと、帰路へ。

途中、新潟と長野の県境で雪に。

DSAT号は、能登出動初日から、スタックしたり、雪道を走ったり、なかなかハードなデビューとなりました・・・

DSAT号走行 1027.5km