この日は、珠洲市から金沢へ避難して生活されている方のもとへ朝一番に向かい、以前お預かりしていた着物をお届け。

その後、七尾市へ向かい、良川屋クリーニングさんの現在の状況を伺うとともに、発災当時の様子やお気持ち、そしてDSATとともに行った支援活動について、改めてお話を聞かせていただきました。

ちょうどこの日は、珠洲市の堂端クリーニング・堂端さんも良川屋クリーニングさんを訪れ、堂端さんがお預かりした着物を良川屋クリーニングさんへお願いされる場面にも立ち会い。

DSATの活動を通して、これまで結びつきのなかったクリーニング店同士の新たな繋がりも生まれました。今後、能登のクリーニング屋さん同士が協力し合い、地域の衣生活を守っていってほしいと願っています。



七尾を後にし、次は輪島市へ。

はるきクリーニングさんへ伺い状況をお聞きしつつ、着物の相談を受ける。
被災した自宅から取り出した着物を成人式で着せたいとの相談を受け、確認とお預かりしました。

また、DSAT号のタイヤ交換が必要になったため、輪島の自動車整備工場さんにも伺いました。

DSATでは、いただいた募金を可能な限り現地で活用するという方針で活動しています。それはクリーニング作業の依頼だけでなく、こうした活動に関係する部分においても同様です。

支援者が外部から入ることで地域の経済や営みを壊さないように、そして、できる限り被災地域に仕事として還元し、復興につながるようにという考え方からです。

今回は、はるきクリーニングさんにご紹介いただき、輪島市の大向自動車整備工場さんにタイヤ交換をお願いしました。

大向自動車整備工場さんは地震で全壊し、移転した仮工場も豪雨で被災されたとのこと。現在は、仮工場で営業されていますが、新しい工場を建設中で、来年には稼働できるそう。

夕方には、再度七尾市に戻り、アサヒランドリーさんを訪問。良川屋さんと同様、震災直後からの状況をお聞きすることができました。

いただいたお話は、後日インタビュー記事としてまとめ、多くの方に読んでいただけるようにしたいと思っています。