いつもの様に能登に支援に向かい、現地を回りつつ、この日は少しいつもと違うミッションも。

それは、人気漫画シリーズ「刃牙」の生原稿を珠洲市の支援先の飯田高校にお届けするというミッションでした。

なんでDSATが刃牙の生原稿を届けているの?という話なのですが・・・(笑)

僕らは、洗濯支援に回るときに、一緒に現地で喜んでもらえそうなものは、持っていこうという姿勢です。

実は、DSAT立ち上げメンバーの東京のクリーニング師工藤さんのお店のお客様に、刃牙の作者である板垣先生がいらっしゃることで今回のご縁に。

工藤さんが、支援先の高校のみなさんのためにサインを書いて頂けないか?とお願いをすると、板垣先生は即座に快諾してかいてくださることに。

はじめは、色紙にサインを・・・という想定だったのが、届いたのはなんと生原稿・・・

板垣先生曰く「色紙にサインをして送るのでは、軽くなってしまう。被災地の皆さんにきちんと気持ちを届けたい」と。

通常の原稿と変わらない、本域の仕事として、描いて贈ってくださいました。

「津波や地震に負けるな!」というメッセージを、この一枚の原稿に込められたそうです。

その一枚の原稿を見た生徒や先生たちが感嘆の声を上げるのを見て、やはり第一線のプロの“本気”はすごいと改めて感じました。

また、板垣先生はSNS等に今回のことをあげてもらって構わないとも言っておられたそう。

それは、少しずつ関心が薄れていく中で、少しでも被災地への関心が向けられたらと願ってのことだと思います。

依頼の快諾。

本気の仕事。

その仕事の影響がどう及ぶのか?

そういったところに対する様々な姿勢を、今回の一枚の原稿から見せて頂き、自分自身も襟を正すと言うか、自分のプロとしての領域を通じて、何をしてどう貢献するのか?かくありたいと改めて考えさせられました。

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【募金のお願い】

DSAT災害洗濯支援チームは令和6年1月に発生した能登半島地震をきっかけに立ち上がった、災害洗濯支援チームです。

全国各地の国家資格であるクリーニング師の有志が、被災地域のクリーニング店と連携し活動することによる地元の復興支援、そして、被災された方々が清潔で気持ちのよい衣類を「当たり前に着られる」衣生活を支援するという、これまでになかった災害支援を行っています。

DSAT は公的な支援がなく、全国の皆さまから、被災地域の皆さまへの支援のお気持ちを「募金」という形で送って頂くことで、状況に応じた柔軟な支援活動を展開しています。

皆さまからの支援が集まれば、それだけ被災地域の衣生活を支える手助けをすることができ、少しでも復興への歩みを応援することができます。

皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

●支援金受入口座

八十二銀行  伊那支店 普通 1014569

DSAT災害洗濯支援チーム(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)