朝3時半に自宅を出て、須坂のクリーニング黒岩さんへ向かう。

5時過ぎに到着して、近藤さんの車に乗り換え、上信越道→北陸道→能越道→のと里山海道とひた走る。

10時ごろ、輪島のはるきクリーニングさんへ到着。

最近の状況をお聞きしながら、今後についても話をしたり。
ちょうど、地域のお祭りで使われた幕があって、それについた汚れの相談を受けたりも。

1時間ほど話した後、珠洲へ向かう。

先日、業務用の洗濯機を置いた飯田高校へ行き、設置後の様子と、洗濯機の確認をする。

その後、ただがわクリーニングさんのところへ行きこちらも様子をお聞きする。

ただがわさんのところの各店舗をルートで回っていたスタッフの方が一人やめてしまい、人手が足らなくなって、DSATの支援を担当してくれてた時田さん(ただがわさんのところの外交しているおじさま)がルートと外交を掛け持つことになってしまったそう。

珠洲市にある8番ラーメンなんかも人手が足りなくてなかなか再開出来ないと言っていましたし(今は時短で再開しています) 、コンビニも18時とか19時とかで閉まってしまうのですが、それも人手が足りてないからと聞きます。

被災地域は色んな難問がありますが、人が地域から避難して戻ってきてなかったり、引っ越していってしまったりして、手が足りないというのも、元の暮らしに戻そうと思ったときに、現地の人の頭を悩ませることの一つだと思います。

その後、あみだ湯さんへ行ったり、まだ水道に難のある宝立地区へ回ったり、

堂端クリーニングさんのところも寄って、新たな支援の形を作るために、各所でお願いをしたり、話をしてきました。

被災地域では、倒壊した家屋もまだまだ多いので、それらを見て「全然復興していない!」と言う人もいます。

でも、少しずつでも進んでいるし、日々変化しながら暮らしの営みがされています。

暮らしを営むためには、人が居て、住む場所があって、電気水道ガスなどの基礎的なインフラがあることはもちろんですが、食を担うスーパーや飲食店なども必要。そして衣生活において、クリーニング店も必ず必要です。

当たり前の日常を、当たり前に送る。
その時に、クリーニング店が地域で担うべきことって何か?

僕らも改めて問いながら、現地の住民の皆さんの衣生活を支える、現地クリーニング店さんのお手伝いを、もう少しだけ頑張りたいと思います。

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【募金のお願い】
DSAT は、公的な支援や、大きな組織の後ろ盾がなく、潤沢な予算がありません。
そのため、全国の皆さまから、被災地域の皆さまへの支援のお気持ちを「募金」という形で送って頂き支援を継続しております。
皆さまからの支援が集まれば、それだけ被災地域の衣生活を支える手助けをすることができ、少しでも復興への歩みを応援することができます。

皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

●支援金受入口座
八十二銀行 伊那支店
普通 1014569
DSAT災害洗濯支援チーム
(デイーサツトサイガイセンタクシエンチーム)

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DSAT災害洗濯支援チームは令和6年能登半島地震をきっかけに立ち上がった、国家資格のクリーニング師による災害洗濯支援チームです。衣類の衛生と機能を守ることで、被災地域の暮らしを支えています。