石川県七尾市に洗濯支援に入ってきました。

今回立ち上がった「DSAT災害洗濯支援チーム」は、いつも洗濯講座を一緒にやっているクリーニング師のメンバーを中心に、突貫工事でチームを作りました。

訳も分からず各所に電話しまくったり、とりあえず走りながらなんとか形に・・・

ただの個人店のクリーニング屋のおじさんたちが、自分の仕事や家族との時間や家族の労力を犠牲にして、被災地で困っている人のために頑張っています!

だって、災害によって服の衛生が保てない時、それを守るために動くプロは、“クリーニング師”しかいません。

今回ほど、洗濯の大切さを感じたこと、自分がクリーニング師でよかったと思ったことはないかもしれません。

避難所へ伺って感じたのは、そこにだって“暮らし”があるというと。

だから暮らしに必要なものはすべからく必要になるということです。

当然、日々の暮らしの清潔さを保つ、洗濯が必要。

でも、それが断水で出来ないからいま一大事になっているわけで。

そして、服もなんでもいいから着れるものではなくて、キレイに着れて、気持ちのいいもの、ふんわりと温かいものが震災前の当たり前だったはず。

だから僕らのチームは、無料で預かるからこれぐらいでいいだろ?って感じでやりませんでした。

お預かりできる時間の中で、最善の洗濯をしました。

当初は、ネットでガバッと全部一緒に洗う想定でしたが、お預かりした服を見て、これはタグ付けして全部仕分けだな。から始まり、当たり前にドライクリーニングもしたし、これじゃ気持ちよく着られないよねって思えば、当たり前にシミや毛玉を取ってた(笑)

今、避難されている方が、どう着たいのか?

それは発災からの日数や、住んでおられる地域によっても変わると思うのです。

僕らはそこに合わせて、プロの洗濯とクリーニングで支援をしたいと思いました。

SNSで僕らの支援を見た方から「こんな支援の形があるんだ」って書いてもらったり、「気持ちが前向きになる支援」って書いてもらったりして嬉しかったのですが、それは僕らのチームの、洗濯とクリーニングにかける姿勢が伝わったのかなと思いました。